自律神経系は、
生命を維持するために必要な多くの機能をつかさどつている。
生命を維持するために必要な機能とは、
呼吸、循環、消化、代謝、ホルモン、体温、生殖、排尿、などの、
私たちが意識することなく自律的に働いていてくれている機能のこと。
自律神経は、
これら生命を維持するために不可欠な機能を協調的に調節することで、
ホメオスタシスの維持に重要な役割を果たしている。
ホメオスタシスが維持されることで、
人は、環境的な影響などを最小限に抑えながら生きていくことができている。
たとえば、
私たちの体は、
暑い時には汗が出て体の熱を冷ましたり、
寒い時は震えることで体に熱を発生させたりするなど、
自然環境の変化に適応することができているのは、ホメオスタシスの働きのおかげである。
このように
生命にとって重要な働きをしている自律神経系への最高位の中枢は視床下部で(ホメオスタシス維持の基ともなっている)、大部分が脳幹や脊髄で統合されている。
つまり、
視床下部、脳幹、脊髄の機能が低下することで自律神経系の働きも低下してしまい、これらがひどく障害された場合などには、生命にかかわることもある。
他にも、
自律神経以外の神経、筋肉、内臓、血管など体にはさまざまな機能がある。
視床下部、脳幹、自律神経、脊髄、をはじめ、
体のすべての機能が働きやすい体環境を保持することは、私たちが健やかに生きていく上でとても重要であるといえる。
