【気分の浮き沈み】は” 腸の調子 ”が原因かもしれません

腸の調子は気分に影響を与えているかもしれない、ということを、自分の体験を通してなんとなく感じている人も多いのではないかと思います。

たとえば、

「最近なんだか気分が乗らない」
「妙にイライラしたり気持ちがふさぎ込むことがある」
「そういえば、集中力も低下してきている気がする」

などと感じることは誰でも経験していることだと思います。

このような気分の時に、便秘や下痢、お腹の張り、などの腸の調子も悪かったような気がしませんか。

体の働きから考えるとそれは気のせいではありません。

腸の働きが気分に影響しているという、しっかりとした理由があります。

その理由を知ることで、意識的に気分を変えるために自分でできることを知り、応用できるようになります。

かつて私は、腸といえば体の老廃物を排出する働きくらいしかしていなのだろう、と腸に対して失礼なことを思っていました。

しかし、腸のことを知れば知るほど、体にとって本当に重要な働きをたくさんしている器官だと理解しました。

体について知っていくことで、心身ともに気持ちのいい世界が広がっていきますように。

◆腸は気分に影響を与えます

腸は気分に影響を与えます。

もちろん、体調が人の気分に影響を与える原因としては腸に限ったことではなく、肩や首の痛みや、頭痛や鼻炎など、人は多少なりとも体調の良し悪しに影響を受けながら生活しています。

中でも腸の調子は特に気分に影響を与えます。

そんな腸は、体の中でたくさんの役割があります。

栄養の吸収や老廃物の回収、腸内細菌、免疫機構としての働きなど、人が生きる上でとても重要な働きをしています。

また、ひとまとめに腸といっていますが、実は腸は一つではありません。

大きく、十二指腸、小腸、大腸、があり、それぞれが体にとって重要な役割をしています。

いずれにしても、腸がなければ、” 体にいいもの ”を摂取しても、体に吸収することができません。

つまり、腸の調子が悪ければ、口から取り込む栄養がどんなに良いものでも、それが体に取り込まれにくくなってしまう可能性があります。

また、体に適切に栄養が取り込まれにくくなることで、体全体の働きにも影響が現れることもあります。

このようなことを考えると、腸の調子を良い状態に維持することが、体全体にとっていかに重要であるかがわかると思います。

それと、一見すると場所的には離れているように見えますが、腸は脳との繋がりが深い器官でもあります。

◆腸が気分に影響を与える理由

このように、腸は人の体にとってとても大切な働きをしている器官であると同時に、 腸の調子は人の気持ちにも影響を与えます。

なぜ腸の調子が気分に影響を与えるのでしょうか。

その理由を理解するために、まずは腸について知ることが大切です。

◆腸について

腸について考える時、最初に思いつくのは、腸自体の働きではなく「腸内細菌」ではないかと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、腸内細菌は腸内のバランスを保ってくれるとても大切な存在です。

ただ、腸の働きについて考える時、腸内細菌だけが大切というわけではありません。

腸内細菌が存在している腸自体の働きも、腸内細菌同様に、体の働きとして重要な役割を果たしています。

◆腸自体の働きについて

食事から摂った栄養を吸収することなどをはじめ腸の役割は様々あります。

たとえば、腸は人の体で最大の免疫器官とも言われており、食事などにより摂取されるさまざまな菌などを排除してくれたりもしています。

他にも、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンのおよそ90%は腸に存在するといわれています。

<セロトニン>

胃腸の収縮、睡眠、食欲などに影響を与える、人の健康にとってとても大切なホルモンの一つです。

また、脳の感情系とのかかわりが深いため、人の気分にも影響を与えるともいわれています。

セロトニンのおよそ90%が腸に存在するといわれていますが、腸の機能が低下することなどによりセロトニンの分泌が不足します。

セロトニンの分泌を増やす方法としては、腸自体の働きを改善する他に、朝日を浴びる、バランスのいい食事、規則正しい生活などがあります。

◆腸内細菌

腸の中でも特に大腸には膨大な腸内細菌が生息しています。

その数は、体の細胞の数に匹敵するくらいの数ともいわれています。

これらの構成は人によって大きく異なり、食事内容はもちろん、脳の活動や、心の状態などさまさまな要因によっても変化します。

また、腸内細菌の働きにより、食べたものが心身に影響を与えるということもあります。

腸の働きがいい状態を維持できていることと、腸内細菌が腸内環境をいい状態に保ってくれているおかげで、私たちの心身の健康は保たれています。

◆腸と腸内細菌と脳と自律神経

・腸と腸内細菌

・脳と自律神経

これらはお互いに関わり合いがありそうだ、と想像しやすいかもしれませんが、腸と腸内細菌と脳と自律神経、これらすべては、それぞれが大きく関わり合っています。

たとえば腸は、人の健康にとってとても重要な役割を果たしていますが、その”腸”を含めた消化管などの働きをコントロールしているのが自律神経です。

脳は、この自律神経の働きをコントロールしています。

そして、腸内にあるセロトニンを含んでいる細胞は、脳の感情などを司る部分に向けて刺激を与えます。

◆腸が気分に影響を与える理由

ここまでの内容をまとめることで、腸は気分に影響を与える理由が見えてきます。

腸、腸内細菌、脳、自律神経、これらは互いに影響しあっています。

そのため、この中のどれか一つだけでも働きが低下してしまうことで、体の働きが低下する可能性が高まります。

たとえば、自律神経の指令によって、胃腸は消化吸収活動を行ったり吸収した栄養を体の隅々まで送っています。

つまり、自律神経の働きが低下してしまうことで、腸の働きが低下してしまうという結果につながる可能性があります。

そして、腸の働きが低下することで脳の感情系とのかかわりが深いセロトニンの分泌も低下してしまい、人の気分にも影響を与える可能性が高まります。

その結果、

最近なんだか気分が乗らない。
妙にイライラしたり気持ちがふさぎ込むことがある。
そういえば、集中力も低下してきている気がする。

という、気分の不調症状が現れます。

◆腸と腸内細菌と脳と自律神経の働きの低下が不調を生み出す原因

体は消化吸収により得られた栄養素を血液により全身に送り、エネルギーを生みだすことで活動しています。

つまり、体から生み出されるエネルギーが不足してしまうと、人の体は働きが悪くなったり不調になりやすくなってしまう可能性が高くなってしまうのです。

その結果として、胃腸の不調や気分の不調だけにとどまらず、慢性的な疲労感や生理痛、更年期のつらい症状、自律神経失調の症状などの、病気と診断されないさまざまな不調症状が現れます。

◆自分でできる気分を変える方法

これだけをやればいいというものはないのですが、たとえば、

・腸内環境を改善する

・食事の内容を見直す
(発酵食品や野菜の摂取など、自分をよく観察して自分一番にあう方法を見つける)、

・セロトニンを増やす
(朝日を浴びる、バランスの良い食事、いい姿勢を維持する、規則正しい生活、など)

他にも、適度の運動、良質な睡眠、ストレスを溜めないこと、などです。

当たり前といえばそれまでですが、意外にこれを続けることができなかったりします。私もその一人です。

これらの日々の積み重ねにより、心身が安定した気持ちのいい状態でいられるようになります。

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◆当院でできる心身を変えるお手伝い

当院では、頭・首・体幹・四肢の調整と全身を調和させる施術をおこなうことで、

・腸(十二指腸、小腸、大腸)

・脳

・自律神経

これらが働きやすい体の状態になるようにサポートさせていただきます。

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