◆体はすぐにゆがみます
たとえば、海で何かを踏んで、ちょっとだけ足の裏に怪我をしただけでも、人は無意識にそれをかばおうと、いつもと違う体の使い方をします。
それは、目で見ていてもわからないくらいのわずかな体の使い方の変化にすぎませんが、その使い方を数日続けるだけで体のバランスは崩れてきます。
その結果、そもそもちょっとした切り傷にすぎなくても、体のバランスは微妙ながらも崩れ、切り傷のある足以外の場所でも、本人も気づかない程のわずかなストレスが発生します。
そもそも怪我をして痛かった部分(足の裏)に加え、たとえば、ふくらはぎ、太もも、股関節、など全身のバランスが少しずつ崩れてきます。
バランスの崩れた状態で体を使い続ける期間が長くなれば長くなるほど、どんどん全身のさまざまな部分でバランスが崩れていきます。
そもそも足の裏のちょっとしたかすり傷だったはずなのに、首の痛みや、胃腸の具合に影響してしまうことさえあり得ます。
足のかすり傷が痛まなくなった時点で、早めにバランスを戻していたなら、軽く足と全身のバランスを調和させるだけですんだものが、放置してしまうことで、手ごわい不調に変わってしまうこともあります。
◆体がゆがむこと自体はたいした問題ではありません
このように、体はすぐにゆがみます。
ですが、ゆがむこと自体はたいした問題ではありません。
問題となるのは、長期にわたりゆがんだ状態のまま体を使い続けてしまうことで、どんどん全身のバランスが崩れていき、気づいた時には、ひどい肩こりや首こり、頭痛、腰痛などの症状として現れはじめてしまうことです。
バランスが崩れた状態をそのままにしておくことで、肩こりや首こり・腰痛などの不快な症状が現れるだけでなく、それに対する本質的な改善をせずになんとなくごまかして過ごしてしまうことで、体全体の働きにまで影響し始めてしまうことがあります。
その結果、慢性疲労などの” 病気と診断されない ”症状が現れることにつながる可能性があります。
最初は、ちょっとした肩や首のこりなどだったとしても、それ自体が体のバランスが崩れているために起こっている症状です。
ですので、もしもそのまま体のバランスを改善しないでいると、その症状がどんどんひどくなっていくだけでなく、他の部分でも不調症状が現れてはじめてしまう可能性があります。
たとえば、最初は肩こりだけだった症状が、肩こりに加え、背中の痛みや頭痛、なかなかとれない慢性的な疲れなどとして現れてくることがあります。
また、そのような体の状態になってしまうと、それらを改善するためにも多くの時間が必要になります。
ですので、こまめに修正することが大切なのです。
◆体はこまめに修正することが大切です
ゆがんでいたり、体のバランスが崩れている期間がそれほど長くない時は修正するのはそれほど難しいことではありません。
体のゆがみをひどくさせないために、日々の中で自分でできる方法としては、ゆがんでいる方向と真逆の方向に体を使う、ただそれだけです。
たとえば、いつも同じ側の足を組む癖がある場合、逆の足も組んで、左右の違いがなくなったら、片足だけを組み続けることによるゆがみは、多少修正されます。
もちろん、できるだけ足を組まないに越したことはありませんが、わかっていても、私も足を組みたくなりますから、組んだら逆足も組んで、左右のバランスをとるように心がけています。
右足を組んだら左足も組む、などの簡単な修正を日常的に行う、ということは、お皿を使ったら洗う、というような日々の簡単な片付けのようなものです。
部屋を隅々までしっかり掃除するのは週に1度でもそれほど問題はないかもしれませんが、1日でも使ったお皿を洗わず流しに溜め込んでしまったら片付けるのが大変なことになります。けれど、毎回ちゃんと洗っていればそこまで大変ではなくなります。
このように、日々のこまめな片付けに加えて、部屋全体の掃除をしっかり行う日を設けることで、快適な環境で毎日の生活を送ることができます。部屋が激しく乱れる前に部屋全体を掃除することで、掃除する時間自体は短縮でき、なおかつ、気持ちのいい空間で快適な生活を送ることができます。
それと同じように、不調症状が起こってしまう前に体のバランスが調和した状態を維持し続けられるように体のメンテナンスを行うことで、快適な体で日常生活を送ることができます。
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